目次
おまとめローンのトラブル『その1』
おまとめローンは借金の返済の負担を減らすことのできる本当に便利な方法の一つです。
借金を一本化することによって金利が低くなる可能性がありますし、返済日が一つになって管理しやすくなるというメリットもあります。
しかし注意しなければならないこともいくつかあります。
事前の準備が不足しているとおまとめローンを利用したのに返済の負担が減らず失敗してしまうことがあるからです。
そういったトラブルの代表的なものが返済総額が増えるというものです。
総返済額が以前より大きいよ?
おまとめローンを利用すると金利が下がり、毎月の返済額が少なくなることがあります。これは今返済に窮している方にとっては本当に助かるに違いありません。
しかしここでトラブルが生じがちになります。
毎月の返済額が下がったとしても、返済期間が伸びてしまうと結果的に返済総額が増えてしまうということがあり得るのです。
これはどのくらいの金額を借りているか、金利はどのくらいか、返済期間はどのくらいかによって大きく変わります。
この毎月の返済額と返済期間の長さを考慮せずに、毎月の返済額が少ないからという理由だけでおまとめローンを利用してしまうとトラブルになるのです。
返しているうちに実は最終的な返済総額が借金の一本化前よりも増えてしまっているということに気づくかもしれません。
事前調査はしっかりと
こんなトラブルを防ぐためには、事前の調査が非常に重要です。
おまとめローンを申込む前に金利はいくらなのか、毎月の返済額はいくらか、返済期間と返済総額はどのくらいになるのかを確認するようにしましょう。
トラブルが起きてから後悔しても遅いので、未然にトラブルを防ぐようにしたいものです。
おまとめローンのトラブル『その2』
仮審査で通ったが、本審査で落とされた
おまとめローンで起こる他のトラブルがあります。
それが仮審査には通ったものの本審査で落ちてしまったというものです。
おまとめローンには仮審査と本審査とがあり、両方に合格しなければ融資を受けることはできません。
仮審査とは
仮審査とは各金融機関・貸金業者のホームページなどにある簡易診断の事です。年収や年齢、借入総額などを入力するだけで融資の可否を知ることができます。
これはコンピュータが行う審査で、融資を受けることができる最低の基準を申請者がクリアしているかどうかを調べます。
年収や借入総額、年収に対する借入総額の割合などが基準をクリアしていれば自動的に融資に合格することができるのです。
本審査とは
しかし本審査はコンピュータではなく人が行うものです。
申込書や収入証明書などがすべてチェックされ、本当に申請者が会社に勤務しているのか在籍確認が行われ、勤続年数の確認も行われます。
その中で例えば申請された年収や借入総額にウソがあったり、以前に自己破産や債務整理などの事故歴があったりする場合には本審査で落ちてしまうということが十分に考えられるのです。
加えて審査に通るかどうかが心配になり短期間のうちに複数の金融機関・貸金業者に融資を申込んでしまったという場合も本審査に合格できない一つの理由となります。
金融機関・貸金業者は審査の際に信用情報を参照することができます。そこには申請者の現在の借入総額、借入先の件数、過去の事故歴などがすべて記載されています。
つまりウソをついてもすぐにばれてしまうということなのです。
本審査で落ちないように気を付けるべきこと
仮審査で通ったものの本審査に落ちてしまうというトラブルを防ぐためにも、申告内容にはウソや間違いがないようにしましょう。
金融機関・貸金業者から信用してもらうことが何よりも重要で、おまとめローンをスムーズに利用するためのコツなのです。