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おまとめローン完済の上で気をつけたい5つのポイント
借金を一本化して返済の負担を減らすために、おまとめローンは非常に便利な方法となります。
しかしおまとめローンを完済していくうえで気をつけたいいくつかのポイントを知っておくとより効率的に借金を返していくことができるかもしれません。そのための5つのポイントをご紹介しましょう。
繰り上げ返済を賢く活用
おまとめローン完済まで繰り上げ返済をしていくのはとても重要です。
少し余ったお金を返済に充てるとそれは元本の返済に充てられ、支払うはずだった利息も減らすことができます。個人の信用が上がるというメリットもあり一石二鳥です。
ボーナスのような臨時収入があった場合にはできる限り繰り上げ返済に充てて、借金を早く完済できるようにしたいものです。
無理のない返済額、でも少なすぎないように
おまとめローンは毎月の返済の負担が軽くなるのも魅力の一つです。しかしあまりに毎月の返済額を少なくしてしまうと、返済の総額が大きくなってしまい損をしてしまうということもあります。
ちょうどいい返済額を設定するようにしましょう。
返済総額に注意
おまとめローンでありがちな失敗が毎月の返済額を少なくしたために返済総額が大きくなるということです。
申し込みの前には必ず返済総額が借金の一本化前よりも少なくなることを確認するようにしてください。
金利の低い他社も活用できる
一度おまとめしたからといって、その会社にずっと返済しなければならないというわけではありません。
もし別の金融機関・貸金業者でより金利が低く効率的に借金を返済できるところが見つかればそちらで借り換えをするということも可能です。
おまとめしても借金自体は減らない
おまとめローンは借金を完済するために有効な手段ですが、借金の元本は変わらないということを覚えておきましょう。完済するためにはしっかりと計画を立てて毎月決まった金額を返済する必要があるのです。
おまとめローン完済までのプチシュミレーション
200万円 3社の消費者金融から年利18.0%で借りていた場合
では実際におまとめローンを利用するとどのくらい得になるのでしょうか。
合計200万円を三社の消費者金融から借りているとします。金利は年率18.0%です。この借金を毎月44,250円ずつ返済しているとします。
おまとめローンを使わなかった場合
この場合、10年間で完済すると返済総額は361万円ほどになります。毎月4万円以上を返済するのも大変ですが、それを10年も続けるのはより大変でしょう。しかしおまとめローンを利用するとどうなるのでしょうか。
おまとめローンを使った場合
おまとめローンを利用してこの借金を完済するとしましょう。毎月の返済額は35,000円で、金利は年率14.6%とし8年間で完済するとします。
すると返済総額は何と340万円ほどとなり、おまとめ前と比較しても21万円ほども安くなるのです。毎月の返済額も35,000円と下がり、返済がより楽になります。金利がさらに低い金融機関を見つければ、返済総額はもっと下がるということになります。
毎月の返済額を減らして返済期間が短くなれば、返済の負担と返済総額の両方を減らすことができるというわけなのです。
ただしこれは審査を受けてみなければどのくらいの返済額、返済期間になるかはわかりません。
ですから事前に金融機関・貸金業者の窓口や簡易診断を利用してどのくらいの融資が受けられるのか、返済期間はどのくらいなのかといった細かい条件を調査しておく必要があるでしょう。
いかに良い準備をするかが、その後の借金の完済を楽に行えるかを大きく左右するのです。