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おまとめローンの利率で注意したい点!金利・限度額・追加融資
おまとめローンと聞くと、借金の負担が軽くなるというイメージがあるかもしれません。
確かにおまとめローンによって毎月の返済が楽になるということはあります。
借金を一本化することによって返済日も一つに統一できますし、毎月の返済額も少なくすることができるかもしれません。
通常借金は金額が大きくなればなるほど金利が低くなっていくので、少額を複数の金融機関から借りるよりもまとめて一つの金融機関から借りた方が金利が低くなるのです。
借金を一本化することには大きなメリットがあることが分かるでしょう。しかしおまとめローンで注意すべき点がいくつかあります。その一つが利率です。
借り入れ前に金利がいくらになるのか計算してみること
借金を一本化するためにはまず金利を見なければなりません。
金利が借金を一本化する前よりも後の方が低くないとおまとめするメリットが生まれないからです。
利率はどの金融機関・貸金業者のホームページにも必ず掲載されているので、チェックしたうえで自分に有利になるかどうかを確認するようにしましょう。
多くの金融機関・貸金業者が変動金利を採用しているので自分の借入金額に対して金利がどのくらいになるのかを調べる必要があるのです。
さらに返済の際にどのくらいの割合が利息として取られるのかという利率も知っておく必要があるのです。
借りたい金額と限度額を再確認すること
続いて借入れの際に注意すべきなのは限度額です。
多くの金融機関・貸金業者では借入れの上限額が500万円、800万円、1000万円と決められています。
融資を申し込んだからと言ってこの上限額いっぱいまで借りられるというわけではありませんが、今の借入金額がすべてまとめられるのかは確認する必要があります。
追加融資の可否
最後に必ず知っておくべきなのは追加融資です。
金融機関・貸金業者が提供している商品にはおまとめ専用ローンとカードローンなどがあります。
おまとめ専用ローンは借金の返済に焦点が当てられているので追加融資を受けることはできません。
しかしカードローンであれば使途が限定されないので、借金の返済にも別の使途にも利用することができます。
限度額が高いほど、利率が各社で変わるので低金利ではなく利率で選ぼう
金利だけで決めるのは危険!
同じ金額を毎月返済するとしても利率は各社によって異なります。
限度額が高ければ高いほど利率が変動するのが借金の特徴です。
借入金額が大きくなればなるほど返済額に占める利息の割合は気になってくるでしょう。
利率が高ければそれだけ元本の返済が遅くなり借金を長期間にわたって返済しなければならなくなるからです。
毎月の負担だけでなく全体的な負担が増えることになりかねません。
結果的に返済総額が大きくなって借金を一本化したことで損をしてしまうということさえ起こり得ます。
ですから多額の借金をおまとめする場合には金利だけでなく利率も見て選ぶ必要があるのです。
おまとめする前に利率をしっかりチェック!
多くの金融機関・貸金業者は低金利をアピールしておまとめローンを利用させようとします。
確かに低金利であれば返済の負担は減るかもしれません。
しかし利率にも注目してどのくらいの返済期間になるのか、返済総額はどのくらいの金額になるのかを申込む前に知っておくべきなのです。
各金融機関・貸金業者のホームページでは簡易的に返済のシミュレーションができるところも少なくありません。
おまとめローンを申し込む前にはいくつかの金融機関・貸金業者をピックアップするので、その時に一緒に返済のシミュレーションを行っておくことができるでしょう。
そうすれば実際に融資を受けてから利息が高かったことに気づくといった失敗をせずに済みます。
事前の良い準備が効率的な借金の返済を助けてくれるのです。