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おまとめローンの金利は本当に低くなるのか?多重債務なのか再度確認
おまとめローンを利用する人は多重債務者であることが多く、おまとめローンによって返済総額を減らすことが可能になります。
しかしローンの一本化を申し込む前に、本当に金利が低くなるのか、自分が多重債務者でメリットを十分に受けられるのかを確認する必要があるでしょう。
おまとめローンの金利
おまとめローンの利息については細心の注意を払わなければなりません。
おまとめローンは金利が一本化する前よりも低くないとまったく意味がなくなってしまうからです。
融資を受ける金融機関としては銀行や消費者金融などが考えられます。
普通のショッピングローン → おまとめローン の場合
通常のショッピングローンなどは金利が10%から15%程度です。
それに対して消費者金融では利息制限法によって利息の上限が決められています。
融資額100万円以上であれば15%、100万円未満であれば18%のところが多くなっています。
すると消費者金融のおまとめローンに一本化しても金利が安くならないこともあります。
消費者金融のローン → 銀行のおまとめローン の場合
一方で今消費者金融で借り入れを行っている場合、銀行のローンの一本化を利用すると金利が低くなる可能性が高くなります。
銀行の中には10%前後の金利でおまとめローンを提供しているところもあるので、できるだけ金利が安い金融機関を見つけるようにしましょう。
多重債務かどうかを確認しよう
利用する前に、本当に自分が多重債務かどうか、ローンの一本化を検討するメリットがあるかどうかを確認しましょう。
法律的に多重債務者は5社以上からの借り入れがある人と定義されますが、実際には借入先が4社であっても多重債務者とみられることがほとんどです。
あまり借入先が多いとおまとめローンの審査にも通りにくくなってしまうので、多重債務者の方はおまとめローン以外に借り入れできる金融機関はないので、できる限り借入先を減らす努力を払うようにしましょう。
借金が多ければ多いほど、得をする可能性が高い理由
ローンの一本化のメリットはたくさんありますが、その中の一つが返済総額が少なくなるということでしょう。
さらに借金額が大きければ大きいほど得をする可能性が高くなっていきます。
その要因は大きく分けて二つあります。一つが低金利、そしてもう一つが返済期間です。
金利が低いのは有利
借金が多くなると当然のことながら利息も大きくなります。
おまとめローンは一本化前よりも一本化後の方が利息が安くなりますから、利息も当然少なくなるはずです。
借金が多ければ多いほど利息の低下によって減る利息の幅も大きくなります。
返済期間の長さにもよりますが、通常は毎月の返済額も少なくなり以前よりも少し楽に返済ができるようになることでしょう。
返済期間が短くなる
ローンの一本化を使うと無理のない返済プランを立てることができるようになります。
毎月数千円でも返済額が少なくなれば気持ちもだいぶ楽になる事でしょう。
借金が多ければ多いほど返済期間が短くなるというわけではありませんが、返済総額が少なくなるので全体として返済期間は短くすることができるでしょう。
また毎月の返済金額が少ないと繰り上げ返済できる可能性も高くなります。
繰り上げ返済をすればさらに返済期間を短縮して返済総額を少なくすることができるのです。
多重債務者はおまとめローンを利用すべき
こうした理由から借金がたくさんあって返済に窮しているという多重債務者はローンの一本化を利用すると良いと言えます。
最終的に返済しなければならない元本は同じですが、金利や返済期間によって得をする可能性が高くなります。
債務整理などをせずに借入金を返済することができるかもしれません。