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基本的には件数より、金額と今後の返済計画が重要
おまとめローンを利用したいという方の中には今の借入れ件数を危惧して申し込みをためらう方もいます。
インターネットを見ると4件以上は借入れができないとか、3社までであれば融資を受けられる可能性が十分あるといったコメントが並んでいますが、実際にはどうなのでしょうか。
複数の借入先がある方も、おまとめローンを利用することは可能なのでしょうか。
借入れ件数は審査に影響を与える
結論から言えば、借入先が多ければ多いほど審査に通る可能性が低くなるのは事実です。
これにはれっきとした理由があります。
それは金融機関・貸金業者が信用できる個人に融資を行いたいと思っているからです。
一般的には借入先が多いと個人として信用してもらうのは難しくなります。たくさんの借入先から少額の融資を受けるよりは、一社から多額の借金をしている方が信用されるのです。
既に複数から借りている場合はどうすればいいの?
では現在複数の借入先があるとおまとめローンを利用することはできないということなのでしょうか。
いえ、そんなことはありません。
金融機関・貸金業者とすれば返済能力があると判断できれば融資をしたいと思っているからです。
つまり今どのくらいの金額を借入れているのか、実際におまとめローンを利用して返済ができるのかが重要になります。
たとえば今の借入金額が年収以上である場合には融資を受けるのは難しいかもしれません。一方で年収の三分の一程度であれば審査に通る可能性は高くなります。
さらに多重債務になった時よりも年収がアップしている場合や昇進しているような場合には返済能力が上がっているとみなされて融資を受けられるかもしれません。
どのくらいの金額をどのくらいの期間に渡って返済するという返済計画がしっかりとあるのであれば、金融機関・貸金業者としても融資しても良いという判断になる可能性もあるでしょう。
あえて件数というならば、5件でも審査通過の例はある!
では実際にどのくらいの借入先の件数があるとおまとめローンの利用ができないのでしょうか。
実は厳密に何件から審査に通らないという明確な数字はありません。
法律上は5件以上の借入先がある方を多重債務者と呼びます。
一般的には多重債務者のおまとめローンの利用はかなり厳しいと言われています。
しかし実際には5件ではなく、4件の借入先があるとおまとめローンの利用はできないことが多いようです。
しかしこれもあくまで目安であり、中には5件以上の借入先があったにもかかわらず審査に通過したという例もあります。
借入先の件数だけを見て諦めないで!
どのような人が審査に通るのかというのは金融機関・貸金業者によって変わりますが、やはりどのくらいの金額を借りているのか、年収はどのくらいなのか、返済能力に疑問がないかといった点が大きく関係してくるのです。
ですから借入先の件数だけを見て最初からおまとめローンの利用をあきらめてしまうということがないようにしましょう。
借入先を減らすためにできること
もしどうしても借入先の件数が気になるのであれば、借入先を減らすためにいくつかの借金をまとめるということもできるかもしれません。
さらに一つの借入先に優先的に返済することによって借入先の件数を減らすことも可能になります。
ボーナスや臨時収入があった時にはそのお金を返済に充てることによってより審査に通りやすい状況を作ることもできるでしょう。
借入先が少なくなれば、借入総額が多くても融資を受けやすくなります。
基本的には自分が信頼できる人物であること、しっかりと滞りなく返済できるということを証明することがおまとめローンの審査に通過する主な方法となります。
借入先の件数から見て厳しそうだと思っても、インターネットの簡易診断などを上手に活用しておまとめローンの利用にチャレンジしてみてください。