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一度、二度の軽度な返済延滞ならば、あまり問題にはならない?
おまとめローンに限らず、何らかの融資を受けたいという場合には必ず審査があります。
特におまとめローンは保証人などを立てずに融資をすることが多いため、金融機関・貸金業者は申し込んだ人が本当に信頼に足る人物なのかどうかをしっかりとチェックしなければなりません。
年収や勤続年数、現在の借入先など多くの項目がありますが、特に審査に不利になると言われているのが返済の延滞です。
今まで借金の返済を延滞したことがあるという方はおまとめローンの審査に通りにくくなるということがあるのでしょうか。もしあるとすれば、どのくらいの期間それが続くのでしょうか。
延滞経験者は絶対的に不利になる
結論から言えば、借金の返済を延滞したことがある場合にはいかなる理由であれ審査に不利になります。
実は延滞には二つの種類があります。
返済遅延記録とは
一度もしくは二度の軽微な返済の延滞は返済遅延記録として信用情報に記載されます。
これは故意に返済しなかったという場合はもちろんの事、銀行の残高不足などで引き落としができなかったというケースも含まれます。
返済遅延記録は軽微な返済の遅れになるので、二年間信用情報に記載された後さらに支払いの遅れがなければ消えます。
返済遅延記録がない状態で申し込むのがベスト
とはいえ、金融機関・貸金業者がおまとめローンの審査をする時には必ず信用情報を参照します。
どのくらいの借入れがあるのか、借入先の件数はどのくらいなのかを調べるためです。この時に返済の遅れがあったことが分かると個人の信用は下がるので、審査に不利になるのは免れられません。
もし以前に一度か二度返済の遅れがあったという方は、ぜひそれから二年以上が過ぎているということを確認してからおまとめローンを申込むようにしてください。
そうすれば審査に通る確率を少し上げることができるかもしれません。
長期延滞、金融事故に当たるならば審査には深く影響するかもしれない
数回の軽微な返済の遅れも、おまとめローンの審査では少なからぬ影響があります。
しかしさらに問題となるのが、返済の遅れが長期にわたる場合です。
延滞記録とは
もし三ヶ月以上返済が遅れてしまった場合には、延滞記録という形で信用情報に記載されます。これは事故情報となり確実に審査に不利になります。
基本的に一回延滞記録が残ると、最後の記録から五年間は信用情報から消えません。
この延滞記録が残っている間はおまとめローンに限らずいかなるローンも組むことができなくなります。
クレジットカードを作ることも難しくなるでしょう。
銀行や消費者金融のカードローンは比較的審査がゆるいと言われていますが、それでも事故情報が残っているうちに利用することはあきらめた方が良いです。
自己破産したことがある人はさらに不利に
これが自己破産などの債務整理になると事態はさらに深刻です。
自己破産すると当然その記録は信用情報に記載され、最終的な記録から七年間はどんな融資も受けられなくなります。
これは記録が残っている間はそもそもおまとめローンの審査がしてもらえないということであり、この期間が過ぎたからといって審査に通ることができるというものではありません。
支払い遅れは信用に傷をつける行為
つまり軽微なものであれ長期のものであれ、支払いの遅れは審査に大きな影響を及ぼします。
信用情報に残る期間が異なるだけで、審査に与える影響としてはほとんど変わりません。
一度でも返済の遅れがあれば、その人は信用できない、お金を貸さない方がいいという判断になってしまう可能性が高いのです。
ですから今後の事も考えて、支払いの延滞は絶対にないようにしましょう。
あとで自分の首を絞める事にもなりかねませんから、借りたお金は期日までに絶対に返すという強い気持ちを持ってそれを実行することが重要なのです。