目次
400万以上のおまとめになると、金利はほとんど最低金利!?
100万円前後の借金なら、銀行系の方がお得
おまとめローンと聞くと100万円程度の借金の一本化が思い浮かぶかもしれません。
100万円程度の借金の場合、おまとめするのは銀行の方が消費者金融などよりもはるかに低金利でお得です。
一般的に100万円程度のおまとめであれば銀行系のカードローンで金利が年率14%程度、消費者金融では18%前後となっています。
4%も金利の差があるので、おまとめした後の返済総額にもかなり大きな差が生じます。
金利の差を知らずにおまとめローンを利用してしまうと思わぬ損をしてしまうことがあります。
こうした金利の差について考えると消費者金融からお金を借りるのはやめようという結論に達するでしょう。
借金が400万円を超えているなら、消費者金融も選択肢に入れるべき
しかし中には400万円以上の借金を一本化して返済の負担を減らしたいという方もいます。
400万円以上になると銀行や消費者金融の多くで最低金利に近い利率で融資をしてくれるので、どの金融機関がもっとも金利が低いのかを調べる必要があります。
例えば融資額の上限は金融機関によって異なり500万円、800万円、1000万円といったところが多くなります。
400万円以上の借金がある場合でも一本化は可能です。
一方で400万円以上の融資を受ける場合金利は銀行系のカードローンで年率およそ4%から6%、消費者金融のおまとめローンでも5%から8%くらいになります。
消費者金融系のおまとめローンの中にも銀行のカードローンより低い金利で融資をしてくれるところもあります。
融資額の上限が400万円以上のところに関しては最低金利でお金を借りることはできないかもしれませんが、ほとんど最低金利と同じくらいの金利でおまとめができる事でしょう。
各社に相談して、簡易的な診断をしてもらう事も1つの方法
しかし問題になるのはやはり審査でしょう。
銀行でも消費者金融でもおまとめローンを申込む時には必ず審査があります。
一般的には銀行の方が審査が厳しいと言われており、複数の借入先特に4社以上の借入先がある場合には審査に通るのは難しくなります。
さらに債務整理などの事故歴がある場合には審査に通ることはほぼ不可能になります。
一方で消費者金融のおまとめローンは銀行よりはやや審査がゆるいものの、やはり事故歴があると審査が厳しくなります。
審査中に他の金融機関にローンを申し込むのはNG!
さらに注意すべきなのは、信用情報に掲載されるのは事故歴や現在の借入れだけでなく融資の申込みも含まれるということです。
つまり一社におまとめローンを申込んで、審査に通るかどうかが心配なので審査結果が出る前に別の金融機関におまとめローンを申し込んでしまうと信用情報にすべて反映されてしまうということなのです。
するとお金に困っていると判断されて審査にさらに通りにくくなります。
簡易診断だけなら信用情報に傷はつかない!
こうした状態を避けるためにできるのが、各社がホームページなどで実施している簡易的な診断を利用するということです。
金融機関によりますが、多くの簡易診断は年齢、性別、年収、現在の借入総額など簡単な情報を入力するだけでおまとめ可能かどうか判断してくれます。
もちろんこれで融資可能と出たから必ず融資が受けられるというわけではありませんが、おおよその判断はできます。
さらにこの簡易診断のメリットは信用情報に掲載されないということです。
つまり複数の金融機関で同時に簡易診断をしても審査に影響がないということなのです。
安心して400万円以上もの借金を一本化できるか判断することができます。
特にすでに複数の借入先がある場合には有効です。
ぜひおまとめローンを利用する前に簡易診断を利用して、自分に有利な条件で融資をしてくれる金融機関を効率的に見つけるようにしましょう。